元々、慢性的に後頭部からこめかみの頭痛があり、４か月前に激しい頭痛が起きて脳外科を受診するが脳には異状なし。激しい頭痛はすぐに治まっていたが、その後も慢性的な頭痛は毎日あり、首こりもつらい。マッサージや頭痛薬を効かないので当院に来院されました。肩こりは４０年以上前から当たり前のようにあり、整形外科で頸椎ヘルニアと診断されたことがあるが、腕への痛みやしびれが出たことはないそうです。

 

 

■初回検査

●ゆがみの視診

典型的なストレートネックが見られます。うつむき姿勢や顔を前に突き出した不良姿勢が原因です。そのため、肩こりだけでなく首こりも頑固なようで、これが後頭部が痛くなっています。首こりからくる典型的な緊張性頭痛です。こめかみの痛みは片頭痛に似ていますが、片頭痛の特有な症状は見られず、側頭部の筋肉が首こりから締め付けられるために、こめかみが痛くなる緊張性頭痛と思われます。不良姿勢を改善する生活習慣の取り組みも重要です。

首こりが筋肉の問題を超えて、頸椎症に進行しているためにマッサージでは効果が出なかったと思われます。

骨盤に１０センチの傾きがあります。

●触診検査

頸椎1番が左にズレていて、反応検査やサーモグラフィー検査で骨のズレによる神経圧迫が認められます

■初回矯正

頸椎1番を専用ベッドで矯正します。サーモグラフィー検査で神経圧迫を示すパターンが消失しました。骨盤１０センチの傾きも取れて、頸椎1番の矯正で全身への治癒が始まっている反応です。矯正は成功したと思われます

■２回目来院

１週間後に2回目の来院。こめかみの頭痛が楽になったそうです。後頭部の頭痛と首こりは変わりません。骨盤の矯正をします

■３回目来院

１週間後に３回目の来院。こめかみの頭痛は改善を維持しています。後頭部の頭痛が少し軽くなりました。首こりはまだ変わりません

■４回目来院

１週間後に４回目の来院。後頭部の頭痛と首こりが楽になったそうです。肩こりがいつの間にかあまり感じることがなくなったそうです。

■再発予防の月1回メンテナンス（任意）

頭痛や首コリは改善レベルまでになりましたが、デスクワークや不良姿勢で首こりがたまに出ることと、ストレートネックなどの骨格メンテナンスで健康維持と体質改善を促しながら、良くなった状態を維持するために、２週間おきと間隔を空けていきながら、月1回メンテナンスに移行しました。ストレートネックや姿勢も良くなってきて、疲労も溜まらなくなり、たまに痛みや不調が出てきても一晩寝たら治ったり回復する自己治癒力も高くなってきました。いつの間にか膝の痛みも治っていたそうです。月1回メンテナンスは、痛みの改善だけでなく身体そのものの調子が向上していきます。

 

※改善には個人差があります