高校生から頭痛に悩み学校を休む日も度々あった。脳外科では脳に異常がなく偏頭痛の診断だが処方薬が効かなかった。

大人になって仕事に就いてからはデスクワークの影響で首と肩こりが酷くなり、頭痛が毎日するようになった。再度、別の病院の脳外科を受診するが同じく片頭痛の診断。

処方薬が効かないので通院を止めて市販薬で対処。市販の頭痛薬を毎日３回飲んでいるが、頭痛は飲んでから少しの時間マシになる程度。こめかみが右も左も痛く、朝起きた時から１日中痛い。頭痛による吐き気と嘔吐はない。

 

姿勢検査では、首が右に倒れているゆがみがあります。頸椎が左側湾していると考えられ、ストレートネックも強く首がほとんど後ろに倒せない状態です。頸椎１番と２番に大きなズレがあり固まっている状態で、頸椎１番と２番の骨がほとんど動いていません。皮膚温度サーモ検査でも骨のズレによる神経圧迫を示す数値が出ています。

●1回目の矯正

頸椎１番が左にズレて、頸椎２番が右にズレています。頸椎２番のズレと硬さが強いので、この頸椎２番が頭痛の原因と考えられますが、１番と２番がそれぞれ左右に逆転する複雑なズレを起こしているため、頸椎２番を矯正するには負担が強すぎます。よって、初回は頸椎１番を矯正しました。矯正は一瞬です。矯正後は安定させるために４０分の休息をしてもらいました。

 

●２回目来院

１週間後に２回目の来院です。右に倒れていた首がまっすぐになっています。しかし、頭痛の改善はほとんど感じないそうです。やはり、頸椎２番に頭痛の原因があると見て検査をしました。やはり、頸椎2番に強いズレが残っています。右にズレて捻じれも入ったＥＳＲＢＲという角度でズレています。この角度に合わせて頸椎２番を矯正します。

●３回目来院

２週間後に３回目の来院です。頭痛が楽になってきて、１日３回を毎日飲んでいた頭痛薬が、この２週間で１日１回を４日間に減ったそうです。

 

●４回目来院

２週間後に４回目の来院です。２週間で頭痛が６回出て、頭痛薬もその時に６回飲みました。これまでのように、毎日起きていた頭痛が２週間に６回だけに減ったのが楽に感じると言っていました。

 

●５～７回目来院

その後、2週間おきに４回の矯正で、頭痛の頻度が週０回～１回程度に減り、頭痛薬の服用もまた少なくなってきました。ほぼ改善と見ていいと思いますので、次回からい１か月に間隔を空けることにしました。

 

●再発予防のメンテナンス通院（任意）

デスクワークで首と肩こりが出てくると軽い頭痛が出ることもあるので、月1回の定期通院で頸椎２番のチェックと矯正をして６か月が経過。もう頭痛薬は飲まなくなったそうです。姿勢に気を付けて、首と肩こりもだいぶマシになったそうです。３５度代しかなかった平熱が３６度４～６分になって風邪をひきやすかった体質も改善されてきたと言っています。

※改善には個人差があります